彼女の秘密



そんなことを話していると


元カレのお母さんと目があった。



私は勇気を振り絞って話しかけた。



「お久し振りです」



「墓参りに来たの?」


と聞いてきた。



「はい。今まで行けなかったんですけど友達が背中を押してくれてやっと来ることができました。」



「あのときはごめんなさい。


あんな酷いことを言ってしまって


あれからあなたに起こったことは聞いているわ」



「はい…」


すると結愛が話はじめた。


「私はあなたにこんなこと言って意味わかんないかもしれませんけど

萌那はあれから、いじめられて


今は心から笑うことも出来なくなったんです。



あなただけのせいとかいうつもりはないんですけど!!」



と言った




元カレのお母さんは泣き出した。



「ごめんなさい…あなたをそんなふうにまで
して、しまって…」



「いいんです。


私はこれから幸せになりますから」


と答えた



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