お前の隣はオレの場所
【バコッ!!ドコッ!!バキッ!!!】
「あ、やべ。やりすぎたか?」
「クソッ!引け!!てめぇ覚えとけよ!!」
覚えとくわけねぇだろバーカ。
喧嘩を吹っかけてきた奴が去って行った。
「あー。疲れた。」
<ズキッ!!!>
「・・・ッテェ。忘れてたわ。」
そういや今日は殴られたんけか。
伸びをしようとしたら痛みが走った。
あーあ。めんでぇ。
家誰も居ねぇのによ。
今日は買って帰るか。
それから数分でコンビニに着いた。
家からも1番近ぇコンビニ。
そこで飯を買って帰ることにした。
でもなんでさっきあんな事口走ったんだろな。
“オレは1人の女以外興味ねぇんだよ”
忘れたいと思っても忘れられないただ1人の女。
もう一度出会えたらなんて少女じみたことは言いたくねぇけど、でも会いたいと思ってしまうんだ。
オレはいったい何なんだろな。
自分で自分を嘲笑った。
バカな男だよな―オレも。
そんな思いに更けてから弁当を手にレジに並んだ。
買い終わるまでが以外と長くて平日の夕方なのになんて思ってる自分がいた。
「ありがとうございましたー」
店員の声を背にコンビニを出ようとした時
「!!!!!」