お前の隣はオレの場所
―崚駕 side―

炸焚が部屋を後にしてからみんな気になっているみたいだ。

「なぁ、リョウガ。」

最初に口を開いたのはカイだった。

「なんだ?カイト」
「サクヤどうした?」
「あー、たぶん思うことがあるんだよ」

次に開いたのはヤスカだった。
「思うこと?」
「あぁ。いろいろと一気に知ったからな」
「そうか」

最後はもちろん
「たぶん自分がここの副で本当にいいのかなとか思ってるんじゃないかな?」
「そうだろうな―たぶん」
「だよね、意外とそういうの気にするからさ、さっくん」

ソウハはほかの奴らより炸焚と一緒に居た時間が長いからわかるんだろうな。
ま、外行きゃそんな思いも消えるだろうと思うから外に行かしたんだし?

「まぁ、問題はねぇよ。外の奴らに任しときゃさ」

俺はそう言ってみんなに言い聞かせた。

みんなもそうだなと言ってこれからの話をすることにした。

―side end―
< 35 / 96 >

この作品をシェア

pagetop