お前の隣はオレの場所

「炸焚さん?どうしました?」
「・・・いや、びっくりしてさ。南飛たちはどこでオレを知ったんだ?」
「炸焚さんをですか?」
「あぁ」
オレが気になるとこはおかしいのだろうか?
でもすごく聞きたくなった。
顔を知られるはずがない。
やりあうときいつもオレは帽子をかぶった上にフードをかぶっていた。
近くにいない限りわからないはずだ

「たまたま見かけたことがあってチーム抗争の情報をいち早く察知してあの人がどこのチームかを探ったんです。」

南飛はそう言ってオレに教えてくれた。
他の奴らも同じだったらしい。

「炸焚さんの情報なかなか手に入らないんで苦労しましたよ~?抗争があるって聞いたらその場所の近くまで行きその中から見つけ出すんですから」
「たまにはずれだったりもしましたしね」
「そうそう!!だからここまでたどり着くのすごく大変でしたよ?」

うんうんなど口々に言っていた。
そうだったのか。
オレのことそんなに気にしていてくれたのか。
すげぇありがたかった。

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