お前の隣はオレの場所
あれから2日がたった。
俺は収穫がなかったが、湊羽の方はあったみたいだった
「湊羽!何がわかったんだ!?」
「崚駕さん落ち着いて、今から言いますから」
「わかった」
「まず始めに、最近あまり溜まり場にまた顔を出さなくなってたわけを言うね。樽水 夏紅夜ちゃんいるよね?」
「あぁ。夢波と一緒に転校してきた子だ」
「その子に会いに行ってたみたい。何人かが目撃してる」
「あの女に興味のなかった炸焚が??」
「そう。珍しいよね」
確かに珍しい。炸焚は女に無頓着だ。
でもあの女だけは違うのは知っていた。
だが会っているとまでは思っていなかった
「で?」
「僕も見覚えがあったから調べてみたら小学校が一緒だったんだよね。で、また最近さっくんちの近くに引っ越してきたみたい」
なるほど。だから約束を忘れられない炸焚はあってたって訳か。
これで話が繋がった。
とりあえず今は炸焚と夏紅夜ちゃんのことをもっとしらべないと。
俺はそう思っていた。
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