いつも君をみていた




亜希は黙って私の近くに来た



「俺はお前の友達じゃなくてお前がいいんだけど…」



そういって私を抱きしめた




亜希は耳元で





「俺じゃだめ?俺はお前がいいんだけどな…」




私は亜希を押した




だって……





だって……






私は足が震えて止まらない









だってそこには里緒菜がいたんだから






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