いつも君をみていた
帰り道
学校が終わり私は駅まで歩く
「里緒菜と仲直りできてよかった…打ち明けてよかった…」
私は駅についた
「あと20分…時間間違えたな」
そう思い携帯をいじろうとしたら
プルプルプルプルプルプル
「誰だろ…」
「はい…」
「俺…」
「えっ…オレオレ詐欺…」
「俺だよ…中津圭介」
私は急に胸が苦しくなった
怖くなった
亜希を思い出してしまった
私は携帯を落としてしまった
携帯の奥から聞こえる私のことを呼んでいる中津くん
中津くんだってわかっているのに…
なぜか足が震える
「まや」
中津くんは私の肩に手を置いた