いつも君をみていた
彼との約束
「きたよ。」
私は中津くんに言った
中津くんはリードしてくれるように中に入った
「中津くん…」
「ん?」
「なんかごめんね?」
「なにが?」
「色々と」
「じゃーさ、俺とどっかいかない?」
「えっ?」
「嫌?」
私は首を振った
中津くんは私の手を握った
「俺さまやと会ったの二回くらいで喋ったのも少ないけどさ…でも俺まやが困ってると心配なんだ…」
私はずっと聞いていた
「俺、まやといるとここが痛くなる」
そういって彼は私の左手を取り中津くんの胸に手をあてた
彼の胸は確かに速かった
「どうしてだろ?俺…まやといるとこのままずっと一緒に話していたいな」
私は恥ずかしくてしたを向いてしまった
「こっち向いて?」
私は中津くんの方をみた
「今度の日曜日暇?」
「今週……は…大丈夫!」
「じゃーいつも会う駅で待ち合わせ」
そういって彼は降りた
地下鉄からみた中津くんは私に手を振ってくれた