いつも君をみていた





「圭介は彼女もう少しで誕生日だっていって張り切ってプレゼントを買いに行ったんだ…」






「そしたら飲酒運転で車に…」







「…うっ……うそ」






私は立ち止まった






「本当」






「圭介は……今…ど…こ?」







「いないよ」







「嘘でしょ。冗談やめてよ」






私はその人の肩を揺すった






「嘘だといってよ……」





「ごめん…なんか」





「圭介が、私を守るって…守るっていったのに…圭介の嘘つき…」





私は泣き崩れた






「でもあいつ…意識があった時は…彼女にこれ渡しといてって…」




そういってカバンから出てきた







「開けていい?」







私は開けた







そこには……









リングのネックレス







裏には




私のイニシャル…



そして



圭介のイニシャル…





「圭介…」






「あとこれ…」







渡されたのは同じリングのネックレス…







「圭介のだよ…きっとお揃いで付けてたんだよ。あいつ…」






「圭介…圭介………圭介………」







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