いつも君をみていた





「圭介……」





気づいていない……





でも…圭介は死んでる…







でも…




私は圭介のところへ行った








「ねぇ…圭介なんでしょ…」





私は圭介の腕を掴んだ






「…誰だよ…お前」




「ねぇ…なんで?圭介でしょ?」







彼は落ち込むように下を向いた






「うるせーな」






「ねぇ…圭介なんでしょ?私はネックレスつけてるよ?」






私は首についているネックレスを見せた







「なにそれ」





「とぼけないで…」






私は圭介の両腕を掴んだ






「まぢで…いい加減にしろよ」






「ごめん…」





「俺は圭介じゃない」





そういって彼は行ってしまった
< 54 / 81 >

この作品をシェア

pagetop