いつも君をみていた
「なに?中津君のことって…」
私はついつい聞いてしまった
「中津君と花火大会の日あってね?」
「なんかかなしそうにしてたから聞いたの…」
「なにを?」
「なんで死んだって嘘ついたこととか…なんか勝手なことしちゃったかな?」
「勝手だよ…」
私は逃げようとした
「でもこれだけは聞いて?」
「これ以上私は圭介のなにを聞けって言うの?」
「中津君交通事故で左耳…聞こえなくなっちゃったんだって…」
「えっ…」
圭介の左耳が…?
聞こえない…?
「嘘でしょどうせ。そんな嘘言わないでよ」
「本当なの。」
「なんで私にはいわないで里緒奈には言うのよ。なんで死んだっていうのよ」