いつも君をみていた




俺と付き合って………


冗談でも里緒菜には言えない


いいたくもない




言われたあの言葉消したい


私はゴミ箱の前に立ち止まった



でも後ろから亜希は手を掴んだ



「俺、本気なんだけど」



私はその手を振り払った




「やめて。私はあんたを好きじゃない」




「お前は俺のことみてくれてないだけだろ。俺、本気だから考えてくれないかな…」






「私には大事な……大事な友達がいるから裏切るわけにはいかないの」




私、言っちゃった…


好きなの黙っててって言われてたのに…



私最低だ…


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