真面目くんの憂鬱
夏祭りでハプニング?!
PM5:45
只今!!
絶賛!!
待ち合わせ中!!
もう楽しみで楽しみでしょうがない!!
あ~♪早く日向くん来ないかな~
キャーーーー!!
え?!悲鳴?!
ひったくり?!
強盗?!
殺人?!
あらやだ物騒ねぇ~……って!!
ダメじゃん!!物騒過ぎるわ!!
それも…
こっちに悲鳴が近づいてきてるし!!
シュシュッ!!
逃げねば…!!
シュシュシュシュ…ガシッ………
逃げようとしていて、右手に重みを感じる…
え?!なに?!怖い!!
チラッと見ると…
ななななんと!!
捕まれてるし!!
「い…いっ……いやぁあああああ!!!!!!」
「ちょっ…!!…っおい!!静かにしろ!!」
いやぁ……っ不審者が話しかけてくる!!
「誰か助けてぇえええええええ!!!!!!!!!!」
「っバカ!!ちょっと来い!!」
「やだ!!不審者!!来ないで!!キモい!!バカッ!!はげ!!はげ!!」
腕を引っ張られる~ーーーー!!
これは真面目にヤバイッス…
連れていかれたのは路地裏
あぁ…もう私お嫁に行けない…
とか考えていたら…
「おい」
そういいながら不審者は私の顎を掴んだ
直ぐに払ったけど
「いや!!触んないで!!」
「てめぇ……」
「不審者ぁあああああああっ」
これだけ大声をだし続ければ日向くんが気づいてご登場!?みたいな!!
ともかく誰かに助けてもらえるはず!!
よし!!もう一回!!
「不審者ぁあああああああ「ッチ………」っ……?!」
え……なに?!
なぜ私が声を出すのを止めたかというと…
唇に残るのは生暖かい感覚
「え……?え?!私…こんなはげにファーストキス奪われたの?!ファーストキスは…ひゅっ……?!」
急に顎を持たれて、はげの方へ向かされる
「おい………テメェ………」
「え…」
目の前に居たのは大魔人日向様でした