真面目くんの憂鬱
席替えだね!!
「おっはよ~」
「おはよー美玲~」
私、白木美玲シラキミレイです!!
突然ですけど、私、やればできる子なんです!!
なので、頑張って勉強して!!見事!!名門校のここ!!『青桐アオギリ高校』に入学できたんだ!!
で、今挨拶したのが、黄瀬 ゆりか キセユリカ
高校の新しい友達♪
そして…
「おいてめぇ……!!」
「…あ!!教科書忘れてきちゃった~アハハ~トナリノクラスニカリニイコーット!!」
「おい…」
「グヘェ」
朝からドアの所で後ろから恐喝された!!
急いで出ようと思ったら…
襟捕まれてグヘェって!!
「お前は蛙か」
はい…この人…先生です!!
緑 翔 ミドリショウ
私達のクラス(1-A)の担任なんです!!
で、何故怒ってるかというと…
「てめぇ…」
「生徒をてめぇ呼ばわりですか~」
「うるせぇ。おい…赤点とはどういう身分だ?オラァ」
「あ…アハハ~バレマシタ?」
「あぁ。誠に残念だがな」
「…」
「…」
「…」
「補習決定」
「そ…そんなぁ!!」
「じゃあ…お!!いいこと思い付いたぞ!!皆~席につけー!」
これ…絶対にいいことじゃないよね?!
悪夢だよね!?
「じゃ。今から席替えするから」
「「「「「はぁ?!」」」」」
「これは哀れな赤点のせいだ。殺すならそいつにしてくれ」
「ヤダー!!食べないで~!!」
すると、前の席のゆりかが…
「美玲…今までありがとう…ッグス……美玲のお肉は美味しく頂くわ…ッグス…」
「ありがとう…っ!!……って食べれるかっっっ!!!!!!」
「じゃあ席発表するぞ~」
そんなこんなで席発表は終わって、動くんだけど…
私の隣は…確か…
『黒崎 日向 クロサキヒュウガ』
あの黒渕眼鏡で真面目くんのことかな?
私は窓側の一番後ろの席に座った
すると日向くんが隣に座って
「よろしく」
一言。
って一言?!
もっとなんかあるでしょ!!自己紹介とか!!自己紹介とか!!自己紹介とか!!
しょうがない…私がしよう!!