真面目くんの憂鬱





「ったく呼び出しておいてなんなんですか貴女は…」




「だってさー宿題終わってないしさ~…それに…」




「それに?」




「日向くんに会いたかったんだもんっ!!」





すると日向くんは腕で顔を隠しながら…





「っ///それ反則…」





そういいながら私の頭をポンポンした




「それにしてもさ~日向くんの部屋って、日向くんぽいよねー」




そうなんです。




私、どさくさに紛れて日向くん家に来たんです





「はぁ……じゃあやりましょう」




「はーい」





日向くんの部屋は、和風モダン…な感じのおしゃれな部屋




本棚には本が沢山…




wow




理解できない…





「白木さん」




「はいっ!!」




「手。止まってます」




「あ…はい…」




「僕が手伝っているんですから、午前中には終わります」




「ホント?!ありがとう!」




あ…でも…




午前中に終わっちゃったら日向くんとお別れじゃん…




そう思ってシュンとしていると…





「フッ……別に……僕、今日は一日中暇なので」




「え…!!ホント?!お願いします!!今日一緒に居てください!!」





「いいですよ。ただし…これ早く終わらせますよ」





あー!!そうだった…




でも私、やればできる子だし!!本気で頑張っちゃうぞ!!




「了解です!」








ーーー1時間後ーーー





「終わった~!」




「えぇ?!ホントか?!」





「ほら見て~」




「マジかよ…スゲーな…!!」





「ふふふ~でしょー♪」




「じゃあどこに行きますか?」




「う~ん…水族館…?」




日向くん嫌かな…?





「いいですよ。じゃあ用意して行きましょう」




「やったぁ!!」







こうして2回目のデートが始まりました










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