真面目くんの憂鬱





そのあと私と日向くんは、閉館時刻に水族館を出ましたが…






ポツリ





「あ…雨だー」





「雨…ですね」





ポツリ…ポツリ







ザ―――――――――っ






「うわーーーー!!日向くんどうしよう!!とにかくどっか行こう!!」





「わかりました。あ!!あそこになんか看板見え………」






私達の目の前にあるのはピンク色の、きらきらの…ホテル








「ここ?よし!!はい「ダメだ!!!!!!!!!!」…え?!」






「いや…ちょっと……これは……教育上悪い」





「あ…そ…そうなの?じゃあ別の場所行こう!!」






また私達は走っていると…




ピンク色の建物







「ここ「ダメです!!!!!!」」








紫のピカピカのホテル






「じゃあここ「ダメです!!!!!!!!!!」うん…?」







ピンクの






「こ…「ダメです!!」まだこしか言ってないし!!」







うすぴんくの






「…「いいですよ」…ええ?!なんで?!どうしたの?!」






これはダメなやつじゃないの?!





そう思って聞いてみると…





「ここ。僕の家です」





「えええええ?!」






「ほら早く!!!!このまま雨に打たれていたら風邪引くだろ!!」







そんなこんなで私は彼女でもないけど日向くんの家にお邪魔させていただきます









それにしてもさっきの同じような建物なんだったんだろ…?






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