真面目くんの憂鬱
日向SIDE
ガチャ
白木さんが出てくる音が聞こえた
僕が振り向くと…
「あ…日向くんっ!!」
「し…白木さん……!!/////」
なんなんだこの天使は…
濡れた髪
火照った顔
艶々してる唇…
ヤバイ…理性が…!!
それに加えて…そのちょいブカブカなうすぴんくのスエット
可愛いすぎる
「日向くん?」
「あ…いや…!!あの……どうした…?///」
白木さんは深刻そうな顔で…
「あのさっ!!…日向くんって!!お姉さんいますかっっっ!!!!」
「え……ぇえ?」
「いや…あのー…!!さっきのって…お姉さんですか!?それとも…彼女さん…です……か?」
さっきの?
あ…着替え持ってった姉さんかな?
それに!!彼女いるって誤解されたら困る!!
「いやいやいや!!俺彼女いねーし!!!!さっきのは姉さんだよ!!」
「そ…うなんだ…。」
「うん。そうだけど…」
「あーーー!!!!よかった!!彼女さんじゃなくて!!」
「え?」
「もし彼女だったら、私悲しくてたちなおれ……っ!!なんでもない!!」
「え?」
今の聞き間違えか?
いやいやそんなことはない…
え?!期待しちゃっていいの?!
俺…期待するんだけどな…
まあどうせそんなことはあり得ないんだけどな