真面目くんの憂鬱





「日向くん日向くん!!丸つけしてください!!」




そういって僕の前に出されたのは僕が作った数学の応用問題のプリント



どれどれ………











ってはあ?



こ…これ…全部あってるじゃん……




すると彼女が、椅子に座ってる僕を横から上目遣いで覗いてきた




「どう?合ってる?」



「ッ…///あ…合ってる……ます…」



「フフフ♪」



「なっ…!!なんですか?!」



「なんか嬉しいな~って。本物の日向くんは私だけが知ってる秘密だもん!!照れてるとき、結構本物日向くんに戻っちゃうしね♪」




そんなことを言い出す…



ああ!!もうホント何なんだ!!



今日一日だけでも精神力がもちそうにない…



ん?まてよ?



さっき教えても全然理解出来なかったのに…



なんで全問正解なんだ?



ま…まさか…?!



ホントにやればできる子なんじゃ…?!



あぁ…










胃が痛い…







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