FOREVER
だったら、字がかける今手紙を書かなければ。








私はそう考えて、両親、クラスのみんな、桜、恭介、晄、そして産まれてくる陽菜に手紙をかいた。








これは、私が死んだ後お母さんに渡してもらおう。






手紙を書いている間とまることがなかった涙。






手紙をかいていると本当に自分が死んでしまうんだということを再認識させられているようでつらかった。






それでも、みんなに想いを伝えるためにも書かなければならない。






死ぬ間際きっと私はなにも言えない状態だと思うから。






だから、手紙を書かなくてはいけないそう思ったんだ。







学校が終わるといつも来てくれる晄と桜と恭介。






昼間にいつもそばにいてくれるお母さん。





休みの日にお見舞いにきてくれるお父さん。





たまにだけど会いにきてくれるクラスみんなと先生。







感謝しきれないよね。みんなには。





本当に本当に。






ありがとうを何回いってもたりないくらいだよ。
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