FOREVER
沙羅…




おっちょこちょいで、鈍感で、ちょっと変なこと言うとすぐに赤くなって…






そんな沙羅が本当に大好きだった。






いいや。愛していた。






それは、これからも変わらない。









俺は永遠に沙羅のことを愛し続ける。






また、会えるといいな。






陽菜のことは任してくれ。陽菜ももう20歳になってこのまえ成人式をあげてきたんだ。






陽菜ももう立派な大人だ。









なぁ、沙羅。





俺たち高校生が背負うには重すぎたよな。



それでも、俺たちはなんとか耐えたんだ。





きっと、1人では背負えなかった。





仲間がいたから背負うことができたんだよな。




きっと、俺の人生で1番記憶に残る出来事だったと思う。





沙羅は今なにしてるんだ?





会いたい、会いたい、会いたい。





毎日思ってしまうんだ。





沙羅のいない世界は色がなくて、でも最近ようやく少しづつ色がつきはじめたんだ。





それでも、完全に色がつくことはないと思う。






それでも、俺は沙羅のぶんも一生懸命生きるからな。






だから、みててくれ。



俺のことを。




晄sideEND



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