初恋相手はゲイでした。
私達は3人仲良くテーブルを囲ってミートソーススパゲッティを食べ始めた。
「んで、姉ちゃん今日は何かあったの?」
ごほっ。この場で話すの? 真広がいるのに。
「よ、夜話す! 実こそ何かあったのか?」
「なになに。その反応超怪しいんだけど、真広兄ちゃんいるから隠してんの?」
鋭すぎる。
真広の様子を伺うとじーっと私のことを怪訝に見つめている。
「なに、ブスこのみのクセにおれに隠しごと?」
「だ、だって…」
「大丈夫だって。絶対笑わねえし引きもしないから! な? 真広兄ちゃん!」
「おう実よ! このみの行動に毎回引いてっからちょっとのことでは驚きもしないぜ」
「わ、わかった…」
私は2人を信じて今日食堂であったことを全て話した。