初恋相手はゲイでした。
2
段々と食堂がお昼を食べに来た学生達で溢れはじめる。
ガヤガヤと賑やかで楽しそうだ。
ほとんどの学生は出入口の近くに座る為、私の座っているテーブルまで人が来ないのだけれど、今日は違った。
どうやら今日は食堂気分の人が多いようだ。時々こういう時がある。
そうなると私の座っているテーブルも人が座る訳で、同時に私の非コミュニケーション能力も開花する。
焦っていたのも束の間、食堂で空いているテーブルはここしか無くなってしまったようだ。
学食を持った男子学生グループがこちらに歩いてくる。
このみ最大のピンチ。