初恋相手はゲイでした。
そして3時間後、私はまた家に帰って来る。
その際に、隣の真広の家を眺めた。
真広……いるかな。
どんな反応するのかな……
私は好奇心を抱きながら真広の家のインターホンを鳴らした。
『はい』
あ、真広の声だ。
「真広っ、私」
『なんだこのみかよ。なんの用?』
相変わらず冷たい。
「お願い。ちょっと出てきてくれる?」
『 ──ちっ。待ってろ 』
舌打ちされたのは気にしないでおく。
すぐに勢い良く玄関が開く。
「なんだよこのみ。休みの日──え?」
「どーだ? 真広。髪をバッサリ切ってきたんだ」