太陽が隠れても
ガチャ



と音がして誰かが帰って来た。








足音がどんどんリビングに近づいて来た…



あたしの後ろのドアが開いた…





「陸お帰り〜」



と八重ちゃんが言った。





あたしは陸と呼ばれた人の方をゆっくりと見た…








陸と呼ばれた人は髪が黒くて上手く髪をいじって遊んでいる

目が切れ目で格好良い系だ

身長は拓也さん程どてはないけれどあたしより高い。

拓也さんと違いいかにも遊んでます系の顔だ。






あたしが見すぎていたのか陸と言う人が口を開いた。






「つーか あんた誰?」







「えっ…」






急に喋りかけられてオロオロしていると…







拓也さんが






「今日来るって言ってた篠原愛ちゃんだよ」





と言った。






「ふーん」



と言ってあたしの事をジロジロと見てきた。






「これからよろしくね愛ちゃん♪」





バタンッ





と悪魔のように笑って出て行った…――









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