私の全てを。
なんとなーく授業をうけたりしてたら
あっという間に放課後になった。
「かなりん!
かえろーよー!」
みかの声にハッとして
鞄をもって教室をでたその時。
『キャーーーー!!』
外から凄い女子の悲鳴が聞こえた。
「えー?
なんだろーぉ!」
みかが窓から顔を覗かせる。
それにつられてちらっと私も声がする方をみる。
「なんか黒い車がとまってるねー!」
「...ベンツだ。」
「すごーい!
かなりんくわしーねー!」
...私には美香ですら知らない秘密がある。
「...みか
わたしちょっと用事があるの忘れてたから先帰るね!」
「えっ!?ちょっ....」
私は美香を無視して走って校舎をでた。
『ドキドキドキドキ』
心臓が凄い早さでうごく。
体がウズウズする。
正門は女どもがたくさんいたから
裏門からでた。
そして
急いで家に帰った。