私の全てを。
2駅目とまったところで所で
静かになってた涼が
喋り出した。
「おっ。おい!龍治!!!」
「....あんだよ。」
「今入ってきた子めっちゃ可愛いんだけど!」
また女かよ。こいつは。
「...はぁ
お前はまた女かよ。」
「いや!
まじでかわいいんだって!
かわいいってか美人!
みろって!
みないと損だぞ!」
...そんなあわてなくても。
見ないと損なくらいっていいすぎだろ。
けど涼の興奮具合がすごくて
気になった俺は
涼がみてる方向をみた。
すると
本当に人形じゃないかってほどの
綺麗な女がいた。
目はくっきりした二重に
白い肌
ほどよくふっくらした唇
胸のあたりまで伸びた黒い髪
「おい!龍治!」
「!?なっなんだ?」
涼にいきなり呼ばれてびっくりした俺。
すると涼がニヤニヤして
「龍治までが見入るってすげーなー」
などとほざきだした。