Story~あたしとあいつの物語~
やっぱり、直先輩は真南先輩と一緒に喧嘩したいんだな。
それはねやっぱりね。
あたしも寂しい…。
だから直先輩はこれ以上に寂しいんじゃないかな…。
早く戻ってきてほしいよね…。
「じゃあまた明日な!また来るから」
「おう!じゃあな!綾那も」
「はい。また」
そしてあたし達は病院を出た。
「あー、今日はちょっと大変かもな…」
えっ…。
「ちょ、直先輩。冗談きついですよ」
あたしは笑いながら先々行く直先輩の背中を見ながら言った。
「わり。今日はガチだ」
そう言って携帯を開きメールをあたしに見した。
―松長。今日こそあの倉庫へ来いよ
何これ…。
挑戦状ってやつ?
絶対20人くらいバックにつけて来るきだ。
「綾那。今日はあんたの心配してる暇はない。それでも来るか?」
直…先輩……。
「直先輩。あたしはついていきます」
あたしは直先輩に助けられた。
だからあたしは直先輩についていく。
「いい返事聞けてよかったわ。なら行くぞ」
そう言ってあたし達は倉庫に向かった。