Story~あたしとあいつの物語~
「綾那ー、朝だよ。そろそろ起きたら」
あー。もう朝なんだ…。
いつも遥が起こしてくれる。
「あっ、もう7時?やばっ」
もうそろそろしたら家を出る時間。
準備をしてリビングに降りる。
「綾那ちゃん、朝ごはん食べるでしょ?それと、今日はちゃんと早く…」
「食べるって!分かったから」
あーうるせ。
どうせ今日も喧嘩して帰るし。
食パンを食べてすぐ施設からでた。
歩いて15分くらいで学校につく。
遠くもないし、近くもない距離。
たまに帰る時だるい時があるけど、まあそこは我慢する。
学校は本当にだるい。
教師がすごくうざい。
教師なんてうざいしか思いつかない。
いちいち言わないでいいことをいうからもっと腹立つ。
だからあたしは友達としか話さない。
友達がいるだけで本当に充分。
学校に行かないのなら別に友達なんていらない。
だけどあたしは、出席日数をかせぐために学校に行ってる。
だから友達くらいほしい。