Story~あたしとあいつの物語~


どうしよう…。


さっきの状態じゃあ絶対HR終った後に聞きにくるよね…。


あーやっぱり聞くのやめよっかな。




それからあたしは担任の話しを一切聞かずずっとその事だけを考えていた。




「綾那!さっきの続きどうしたの?」


やっぱり気になってたよねー…。


どうしよう。


結局まとまらずにHRが終わってしまった。


「あっそのことなんだけど気にしないで。そんなにね、たいしたことじゃあ無いの!」


お願い。わかったって言って…。


「えーそうなの?でもなんか相談事とかあったら言ってよね!のるから」


「由利ちゃん…。ありがとう」


なんでこんな人があたしの友達でいてくれるんだろう…。


ごめんね…。



こんなあたしが由利ちゃんの友達で…。



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