あんたの心、全力奪取。


「……。」

可哀想。なんで、あんな男に引っかかったんだろう。

「わぁっ!」

顔を向けた先には彼がいた。しかも凄く

近い。

「立ち聞きしてたんだ。」

「あの子泣きそうだっよ!女の子泣かすなんて馬鹿じゃ無いの?!」

「うっさい。」

そして、私の顎をグッとあげた。

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