君にありがとう。~私の心~
ー次の日ー





朝か。


スズメの声がする


「行ってきます!」










朝から海緒とは何も話してない





だって昔の話だからもう忘れてると



思ってた






「菜緒?あの返事なんだけど」




星汰!




「ごめん。星汰の気持ちには答えられない」






「おい!!なんでだよ!」




星汰が私の机を倒した





すると右手首を掴んできた。





「や!!放してよ!」






私は星汰のお腹を蹴って屋上に走って逃げた













星汰・・・・・・・・・・・・・








「どうしたの?菜緒ちゃん!」





翔先輩!?




「なんで名前!!」





「君みたいな人の名前は覚えてるよ。しかも2文字だもんね」




翔先輩。





やっぱり私は翔先輩が好きみたい。









こくるには今しかない。



よーし、




「あの・・・・・・・」







「海緒ちゃんにこれ渡してほしいんだけど」










え、これ・・・手紙?
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