続*3センチメートルの恋。
「ヒック…ほっ本当は…やめてほしいな。
って…言いたいけど、ック…言えない。
綺麗な人だし…。」
「香ちゃんに壱はもったいない。
もっと香ちゃんを愛してくれる人のほうがいいよ。」
うん。わかってる…
もっと私を好きな人の方が、
今より断然幸せになれるって。
だけどね…
「壱にぃがいない幸せなんて…ないよ。」
私は多分、馬鹿だと思う。
だけどこんなに人を愛している人って
この世には私以外いないんじゃないかな??
「そっか…まぁ、大丈夫だろ。
嫌なことあったら相談しろよ??」
宏さん。あなたはいい人すぎます。
「はいっ!!ありがとうございます。」
そして宏さんの顔が赤くなった。
どうしたんだろう…
宏さんが口を開いた。
「あと…さっきの子紹介して??」
あ。恋の予感。
「クスクスッもちろん!」
2人笑い合った。