続*3センチメートルの恋。
結局宏さんに家の近くまで送ってもらった。
宏さんが言うには
「もし壱にばれたら殺される」
から家の前は無理らしい。
でも…茉莉と宏さんか。
合いそうだな~イヒヒッ
にやけながら家に入って靴を脱いでると
「ふ~ん。楽しかったんだ。」
いきなり後ろから聞こえた。
私の大好きな声。
久しぶりに聞いた声。
私の愛しい人。
だけど…怖い。怒ってる??
「壱にぃ??何のこと??わけわかんないよ。」
もしかして見られたのかな…
そんなわけないよね??
「宏と…仲いいんだな!!」
「あっ見てたの??
それはね…」
相談にのってもらってて…
って言う途中壱にぃがわりこんだ。
「俺より好きになった??
じゃあ付き合えば??」
「………………壱にぃ…
…最低だね。
壱にぃがそんなこと言うと思わなかった。
じゃぁ私も言うよ。
あの綺麗な人のほうが好きになった??
…じゃぁ付き合いなよ。
私は大好きだけど…別れてあげる。」
泣きながら外に走って行った。
そして公園のぶらんこでずっと泣いた。