続*3センチメートルの恋。




結局宏さんに家の近くまで送ってもらった。


宏さんが言うには

「もし壱にばれたら殺される」
から家の前は無理らしい。




でも…茉莉と宏さんか。
合いそうだな~イヒヒッ

にやけながら家に入って靴を脱いでると



「ふ~ん。楽しかったんだ。」



いきなり後ろから聞こえた。
私の大好きな声。
久しぶりに聞いた声。

私の愛しい人。

だけど…怖い。怒ってる??



「壱にぃ??何のこと??わけわかんないよ。」



もしかして見られたのかな…

そんなわけないよね??



「宏と…仲いいんだな!!」


「あっ見てたの??

それはね…」


相談にのってもらってて…
って言う途中壱にぃがわりこんだ。


「俺より好きになった??
じゃあ付き合えば??」







「………………壱にぃ…




…最低だね。
壱にぃがそんなこと言うと思わなかった。


じゃぁ私も言うよ。
あの綺麗な人のほうが好きになった??


…じゃぁ付き合いなよ。
私は大好きだけど…別れてあげる。」




泣きながら外に走って行った。
そして公園のぶらんこでずっと泣いた。



< 6 / 10 >

この作品をシェア

pagetop