続*3センチメートルの恋。
「ハハッ…来てくれるわけ、ないよね。」
公園に居続けてもぅ1時間。
壱にぃが来る気配なんてない。
嫌なことあったらいつでも相談しろよ。
「…………。」
宏さん
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「もしもし??香ちゃん??どうしたの?」
「ヒック…宏さっ…相談して…いいですか?」
「泣いて…!?今行くから!!!どこ!?」
「△□公園です…すみません…」
―――――――
「遅れたっごめんな!!
で…ってなんか大体わかるよ。
ばれたんだろ??ごめんなっ…
俺から言おうか??」
「いやっ…それもあるんですけど、」
ちゃんと説明した。
――――――
「あいつ…最低だな。
自分の事棚に上げて…
付き合えば…とか。
…別れるの??」
「どうしてなんですか??
こんなに酷いこと言われたのに…
まだ…大好きなんです…
どうして…??別れたくないよ。」
「なぁ…俺にしとけよ。香ちゃん…」
「…………。」
「俺だったら絶対幸せにするよ!?」
「へ…。」
「ずっと…好きだった…」
「ヒック…あり…が…」
「駄目だから。」
見上げると、壱にぃがいた。
「お前俺の女に告ったりしてんじゃねぇよ!!」
宏さんに殴ろうとしている。
「やめて――――!!!!」