姫は永遠の眠りについた。
 情けないことに、これを書きながら何度も何度も涙が溢れ出ます。顔が涙と鼻水でぐちゃぐちゃです。ティッシュをたくさん、消費してしまいました。

 いつものように「大丈夫?泣かないで、泣き止んでよ」と私に寄り添ってくれるあなたは、もうここにはいません。どこにもいません。


 分かっています。


 ……分かっています。


 あなたは私の家族になって、今日の朝まで生きてきて、幸せでしたか?

 私の家族になって、少しでも幸せでしたか?私の家族になってよかったと、少しでも思ってくれていますか?

 私はあなたと今日まで生きてきて、とても幸せでしたし、家族として迎え入れた子があなたでよかったと、心の底から思います。

 私のもとへ来てくれて、今まで本当にありがとうございました。

 天国にいったら、おじいちゃんとおばあちゃんの傍で、元気に走り回って過ごしてください。

 天国で絶対に幸せになってください。生きていた以上に、天国で絶対に幸せになってください。

 お願い?

 いいえ、これは私からの命令です。

 あなたのいっぱいの幸せを、私は心の底から願います。

 本当に本当に、今までありがとうございました。

 昔も今もこれからも、私はあなたのことが変わらず大好きです。


 ラッキー。

 “また”ね。


End.
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