あかいもの。
「まぁいつまでそれが通じるか、だな。一年になめられる訳にもいかねぇし。」
たのんだパンケーキを食べながら、冬也が大地を見る。
相変わらず涼しい顔をしているけれど、彼なりに考えていることはある‥‥はず。
「ま、ぼちぼちいけばいいんじゃね。」
明希の能天気な、ひとことでこの話は終わりになったけど。
大地や冬也になにかしらは思い当たるところがあるんだとおもう。
「みんなが怪我とかしなければいいな。」
あたしの願いはこれだけだ。