あかいもの。



「そういう波瑠こそどうなんだよ?」

「あ、あたし!?」



あたしは別に、なにも・・・ていうか全然できない。



「うん。あたし全然なにも得意じゃない。」

「まーそりゃ。あんだけギャーギャーやってりゃ、出来るもんもできねぇよなぁ?」


「うるさいなぁ。明希に言われたくない!」


「いや、俺様こそなんでもできちゃうぜ?

この間の俺のスクランブルエッグ見た?食べた?美味かっただろー。」


「・・・。」



スクランブルエッグは誰でも出来る。





バカ丸出しは置いといて、あたしは冬也くんの中学時代が気になる。




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