愛された先パイ







ヒヨコにダブルデートのことを伝えると、嫌そうな顔をしながらもオッケーした。



「・・・私、アツシさん苦手です。
でも、リクの頼みですから・・・・」

「安心してヒヨコ。
俺がアツシから守るからね」

「ずっと・・・傍にいてくれますか?」

「勿論。手なんて離さないよ」

「・・・リク」

「もしそれでも不安なら、2人で早く帰ろう?」

「!?帰りたくないっ!」

「アツシたちといたいの?」

「違いますっ!
リクと別れたくありません」

「言い方を間違えたね。
アツシたちと別れようってこと。
俺らは俺らでその後デートを楽しめば良い」

「本当ですか?」

「本当だよ。
ヒヨコさえ良かったら・・・その後ホテルでも行く?」

「!?」



途端に顔を赤らめるヒヨコ。

しかし、恥ずかしそうにしながらも頷いた。



「俺ね、ヒヨコが好きだよ」

「私も・・・リクが大好きです」

「時々ね・・・抑えられない」

「私も・・・最初はリクが良い」

「俺も」




ヒヨコを守るよ。

ヒヨコを傷つける奴は許さない。





例え、

キミガ人殺シデモ・・・ネ?








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