愛された先パイ







「気にしないで良いよヒヨコちゃん」



アツシ!?

何気軽に呼んでいるんだよ!!

ヒヨコちゃん困っているじゃん!




「あ、俺リクの親友。
今井温志。よろしくね」

「リク先パイのご友人でしたか。
私は1年の天使雛です」

「アマツカイヒヨコちゃんなんて、変わった名前だよね」



ヘラヘラと笑いながらヒヨコちゃんに話しかけるアツシを止めるため、俺はヒヨコちゃんの漢字を教えてあげた。



「へぇー!
天使雛ちゃんかぁ。
珍しい名前だな」

「良く言われます」

「ヒヨコちゃん、メアド教えて?」

「・・・私、携帯電話持っていなくて・・・」

「へぇ!
今時珍しいねぇ」

「はい・・・。
ごめんなさい」

「謝ることはないよヒヨコちゃん」

「ありがとうございます。リク先パイ」

「今井!!」



いきなり、俺とアツシの担任が来た。



「お前、この間の課題、出していないんだろう!?
こんな所で油売る暇があるのなら、担当教科の先生の所行って、謝罪して来い!!」

「は、はいいい!!」







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