グレープフルーツを食べなさい
「わ、私がですか!?」
岩井田さんの唐突な話にびっくりした私は、口に含んでいたビールが喉でつかえ咳こんでしまった。
「オアシス部で三谷さんとご一緒させていただいて、あなただと思ったんです。考えてみていただけませんか? 僕たちには即戦力になる人間が必要なんだ」
「ちょ、ちょっと待ってください。突然すぎて何がなんだか……」
「もちろん今すぐ返事が欲しいわけじゃない。ゆっくり考えてくださって結構ですよ。正直言って僕達はゼロからのスタートだし、給料だってどれくらい払えるかまだわからない。でも、やりがいのある仕事であることは間違いないし、自分が頑張った分だけ見返りはあります」
いきいきとした表情で話をする岩井田さんが眩しく見える。私だって今の仕事にはそれなりのプライドを持って取り組んでいるつもりだけれど、果たして岩井田さんのような情熱を持てているだろうか。
岩井田さんの唐突な話にびっくりした私は、口に含んでいたビールが喉でつかえ咳こんでしまった。
「オアシス部で三谷さんとご一緒させていただいて、あなただと思ったんです。考えてみていただけませんか? 僕たちには即戦力になる人間が必要なんだ」
「ちょ、ちょっと待ってください。突然すぎて何がなんだか……」
「もちろん今すぐ返事が欲しいわけじゃない。ゆっくり考えてくださって結構ですよ。正直言って僕達はゼロからのスタートだし、給料だってどれくらい払えるかまだわからない。でも、やりがいのある仕事であることは間違いないし、自分が頑張った分だけ見返りはあります」
いきいきとした表情で話をする岩井田さんが眩しく見える。私だって今の仕事にはそれなりのプライドを持って取り組んでいるつもりだけれど、果たして岩井田さんのような情熱を持てているだろうか。