グレープフルーツを食べなさい
……やってしまった。
情けないことに、私は上村の肩を借りて寝入ってしまったらしい。何とか一人でも立てるけど、まだ頭がぐらぐらする。
「部屋は何階ですか?」
「ううん、もう大丈夫だか……きゃっ!?」
一人で立とうと上村から体を離した途端、また頭がぐらりとして私はその場に座り込んだ。
目が回ってなかなかか立ち上がれない。
……ワインの酔いってこんなにひどいんだ。
「頼むからこれ以上世話焼かせんなよ。部屋は何号室?」
上村は、もう苛立ちを隠さなかった。
酔った私を持て余したのか、いつの間にか素に戻ってる。
「えっと……306号室……」
断わるのも面倒で、今度は私も素直に部屋番号を告げた。
情けないことに、私は上村の肩を借りて寝入ってしまったらしい。何とか一人でも立てるけど、まだ頭がぐらぐらする。
「部屋は何階ですか?」
「ううん、もう大丈夫だか……きゃっ!?」
一人で立とうと上村から体を離した途端、また頭がぐらりとして私はその場に座り込んだ。
目が回ってなかなかか立ち上がれない。
……ワインの酔いってこんなにひどいんだ。
「頼むからこれ以上世話焼かせんなよ。部屋は何号室?」
上村は、もう苛立ちを隠さなかった。
酔った私を持て余したのか、いつの間にか素に戻ってる。
「えっと……306号室……」
断わるのも面倒で、今度は私も素直に部屋番号を告げた。