ヌエ
屋根に、寝そべり、美樹と矢野君をどうやって、結びつけようと思案していたら「ヌエさん、ヌエさん後は私におまかせ下さい」声のする方を見ると、淡い桃色の衣装を着た福ぶくしい神様がいた、「わたくし、縁結びの神でございます、最近にない良縁で矢野家は、美樹さんが嫁に入る事に、よって安泰し運が上がるでしょう。本当にヌエさんありがとうございます。」ヌエは初めて死神様以外の神を見た。この縁結びの神は死神様と違いお喋りだ「ヌエさん、ちょっと聞いてくれます、最近、婚期も遅くなって美樹さんにしても28でしょ、一昔前なら5年は遅いし結婚を考えてない人もいるでしょ子宝の神も泣いてました、それに離婚も多いし、熟年離婚された日にはわたくしどめも、ガックリします。そんなものでやる気無くした縁結びの神も、いまして私なんか隣の県から出張で来ました」やっと話が終わった。思わず「ご苦労様さまです」と頭を下げるヌエ、すると「けれを、どうぞ、ハミが好物だと聞いたものでして」袋に入ったた3びきのハミ、神様も大変だなーと心底思った。 縁結びの神は、にっこり笑って「後は、おまかせ下さい」と言って姿を消した。ヌエも、じゃ!と手をふり、ハミをしっかり持って飛んでいった
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