ヌエ
男は定時に、なると挨拶もそこそこに、さっさっと、帰る「いつも、急いで、どこへ帰ってるんだろ、いい人でも、いるんかな」「まさか、あんな、陰気野郎、いるはずないさ!」「入社して5年になるけど、どこに住んでいるか謎よね」 男には、噂なんか、関係ない。ただ、早く自分の欲求を、はたしたいだけだ。いつものコンビニで、弁当と水を2個買う。「餌代も、バカにならんな」その時、柔らかな胸が、背中に当たるのを、感じた、「ごめんなさい」振り返ると、自分好みの女がいる、「あっ、イヤ、いいよ」「でも、お弁当がクチャクチャに、私弁償します」「腹に入れば一緒さ」「ところで、この近くなの」「はい、昨日来たばかりで」「大学生?」「いいえ、プロのエステシャンに成りたくて、家出てきたんです。」男は、ニヤリと笑った。(この女を飼おう。こんなチャンスは、ないぞ)「もし、よかったら、相談相手に、なろうか」「ありがとうございます、知り合いも、居なくて、不安だったんです。よろしくお願いします」「じゃ、これ、携帯番号、いつでも、電話してくれ」「はい」男は、思わぬ、出来事に、笑いが、止まらなかった、