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第7章二人

それからというもの、僕と知嘉が一緒に過ごす時間は増えていった。学校でも、帰り道も、休日も…僕と知嘉は、周りから見ても、普通の彼カノの存在として、憧れのカップルとなっていた。

「健ーー!」

知嘉だ。

「どうしたんだ」

知嘉は息をきらしていた。相当、僕を捜していたのだろう。

「ちょっとここで待ってて。先生に呼ばれちゃって、行かなくちゃいけないの。すぐ行くから、校門の前で待っててね。」

「了解。しっから待ってるからな!忘れるなよ。」

「健が大好きだから、忘れないよ!それじゃ、行ってきます」

知嘉は太陽で輝いている校舎の中へと消えていった。
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