story
ところがある日…

交差点を歩いていると、咲によく似た人が歩いていた。僕は、見間違えたと思い近くまで行かなかった。

僕は、そのまま同窓会の会場まで歩いて行った。



―同窓会―

高校1年生のときのメンバーだ。もちろんそこには、“寮”がいた。

久しぶりに会う奴ばかりで、誰なのか分からなかった。

「健ーーー!!!」
将吾だ。新婚っていう雰囲気が漂っている。

「健くん!!!」
瑠璃だ。こちらも、新婚雰囲気が漂っている。
二人とも幸せそうだ。

「二人とも新婚雰囲気漂ってるぞ!幸せそうだな!」

「ああ。かなり幸せだぞ。健は、幸せにならなきゃいけないんだから。それだけは、覚えとけよ。一人で抱えこむなよ。」
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