僕の彼女はAB型
そうこうしてるうちに
スーパーの入口に着いた
そこでやっと2人に慣れた
中に入ってレジの人に
「森岡中学校から来ました!文化祭に使うためのダンボールをもらいに来ました」
と伝えると
「店長から聞いてるわ
大きめのダンボールを見繕って裏に束にしてるからいくつでもとって行っていいわよ」
と目じりに笑いジワのある優しそうなオバチャンがいって、
裏に案内してくれる
「「ありがとうございます」」
二人で頭を下げて
目を合わせて微笑み合う
裏につくと
ホントにおおきなダンボールが山のように束にされていた
「これ全部持って行って構わないからね
後は勝手にお願いね
私は仕事に戻るわね」
と言い来た道と方向へと戻ってった
「これは流石に1度に運ぶのは無理だな」
と苦笑いの俺に
「そっそうだね」
と亜衣も苦笑いを返す
「だけど、何回往復しないといけないんだろうね…」
とか言いながら
10枚ずつの束を2つ右手に持ち
「これ結構くるわー」なんておどけて
左手でもう二つ持った
「筋トレだね」
「お前、無理すんなよ
俺が3つずつ持つからお前は、1つにしとけって」
俺が亜衣の手からダンボールを取ろうとすると亜衣はするりと交わして
「いいよ休みながらでも行けるって」
と笑ってダンボールを渡そうとしない
「じゃぁ、俺3つ行くわー」
「康大こそ無理しないでよ
まだなん往復もしないといけないんだから」
そう言うと前を歩き始める
後ろ姿を見ながらやっぱりこいつはほかの女と違うと思う