僕の彼女はAB型
亜衣が色をたした方は

とても奥行と立体感が出て

遠目で見ると写真かなって思うぐらいの仕上がりになっていた

「凄いな、お前絵の才能あるんじゃない」

ジーと絵を眺めていた亜衣が
俺を見て

「才能?あるわけないじゃん
あるのはタダのやる気だけよ」
て笑った

ほっぺに風景の色に使った
緑の絵の具が付いていた

俺は亜衣に

近づき

顔についた絵の具を手で拭った

まだ乾ききってなかった絵の具は簡単にとれた

「えっ、わっ、なっ何ぃーっ」
柄にも無くテンパる亜衣

が面白かった

俺は指を見せながら
「これ、付いてた」
て笑う

「あ、なんだそっそういう事ね
ありがとう」

すごく照れくさかったのか
恥ずかしそうに

言う亜衣の頬がほんのり赤くて

俺まで恥ずかしくなって

「じゃぁ、俺まだやること残ってるから行くなっ」

「あっ、うんっがんばって」

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