僕の彼女はAB型
ピーンポーン


「亜衣だけど、おばちゃん明人いる?」

玄関で大きな声でいう、亜衣の声


「上がって部屋にいるわ」

「おじゃまします」


バタバタ

ガチャ

「入るよ!明人」

あー何でこんな時に

袖で涙を拭って

慌てて
布団に潜る


「寝てんの?」

「、、、」

声も鼻声だから無言でいることにした

「ごめん
あんな形で伝えるつもり無かったの、自分でちゃんと伝えようと思ってた
だけど、まだ、時間が欲しかったの
明人嫌な気持ちに指せるつもりもなかったし、騙すつもり無かったけど、結果そうしたんだよね、ごめんね、それと明人の気持ち嬉しかったよ、ありがとう、私は答えることが出来ないけど、ずっと変わらず一緒にいたいと思ってるか、明日からも宜しくね

康大の事は、小学校の頃1度自分から告白みたいな事したことあったけど、冗談にしてしまって、やっとちゃんと伝えることが出来たのだから応援してほしいな勝手でごめん!じゃぁまた明日ね」

ドアノブに手をかけた音で

俺は布団から勢いよく起き上がった、

「俺だって好きだから、納得行くまで俺なりに思わせてもらうから!」


多分亜衣は今モーレツに
面倒だと思ったはず

自分に思いのない人からの思い程重いものはないから

「いいよ!好きにして、普通にそうされたら重くて嫌だけど、明人は嫌いにならないから、それで明人が気持ちがスッキリするならそれでいいよ」

にっこり笑った

「いつか普通になれるかな」
俺の言葉に

「うん、多分私たちなら大丈夫でしょ、ずっと一緒に乗り越えてきたから、今回のことは明人次第かな」

「明日も普通であるから、普通でいなよ」

そう言い残して

去っていった

サバサバ
クールビーティー


なんであんな余裕あんだろ

常に冷静で的確で

少し距離感を開けてくれる

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