人と狐と新撰組と
夜
「うわぁぁぁぁ…」
ザク…グサ…グサ…ザシュ
「長州の者には制裁を…
情報がないなら君はいらない…」
「や、やめてくれ! 助けて… お願いだ。 助けてくれ」
グサ…
「ぁぁぁぁぁぁ…」
「ごめんなさい…どうか、安らかに…」
夜、 そこには狐の仮面をかぶり、かえり血を浴びた金髪の少女と無数の死体が転がっていた。
< 1 / 83 >