人と狐と新撰組と
(なっっっ…!!)

俺は一瞬何が起こったかわからなかった。
だが、男が倒れる寸前女の声を聞いた気がする。

「なんの騒ぎだ。」

俺が騒ぎの原因を確かめるために騒ぎの中にはいった時、なぜか嫌な予感がした。
それに呼応するように風が吹いた。

俺は少し顔をしかめ、被害者と思われる娘に近づいてみると娘は心なしか少し頬を染めていて、固まっていた。


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